【チョウバエの生態】
害虫の生態 2021年3月2日Contents
いつもお世話になっております。
前回に引き続き、今回もコバエの1種をご紹介させて頂きます。
家屋内や店舗内など、とても身近で目撃も多い種となります。
チョウバエ(ハエ目 チョウバエ科)
(1)形態的特徴
(2)生態
灰色~黒色で体全体を毛で覆われ、ヒラヒラと頼りなく蝶のような飛び方をします。
成虫は湿度が高く、暗い所に多く生息し、昼間は物陰や壁面で休み夜間活動します。
日本には約60種のチョウバエが生息していますが、不快害虫として問題になるのは、
ホシチョウバエ(2㎜程)とオオチョウバエ(4㎜程)の2種類です。
発生時期としては、屋外では5~7月に多く発生しますが、ビル地下街などは
暖房の影響で1年中、成虫が見られます。
a.ホシチョウバエの生態
①体長:1.5~2.0㎜
②特徴:全身が毛に覆われ、灰色。
羽に黒い斑点が5~7個ある。(オオチョウバエは、白い斑点)
幼虫は、スカムや泥の上層に生息し、尾の先にある呼吸管で呼吸している。
③ライフサイクル:15~30日
卵:2日(長さ:0.36㎜ 幅:0.17㎜程)
幼虫:9~15日(3回脱皮。大きさ:8㎜程、灰白色。成虫より大きい)
蛹:2日(大きさ:5~6㎜程)
成虫:3~14日
④産卵数:30~100個(2~3回に産み分ける)
⑤発生時期:4月~11月(ピークは5月~7月)
⑥食性:幼虫は、スカム(有機物の固まり、泥)
⑦発生源:飲食店様など:汚泥の溜まった下水溝やグリストラップなど
ビル :汚水槽や雑排槽のような汚れた排水槽
一般家庭 :浴室、流し、トイレ、浄化槽など
b.オオチョウバエの生態
①体長:4.0~5.0㎜程
②特徴:全身が毛に覆われ、灰黒色。外来種。
羽に白い斑点が8個ある。(ホシチョウバエは、黒い斑点)
幼虫は、スカムや泥の上層に生息し、呼吸している。
③ライフサイクル:約20日~30日
卵:2日(長さ:0.46㎜ 幅:0.13㎜程。表面に網状紋)
幼虫:10日(大きさ:8~9㎜程。灰褐色。頭部と尾部が黒褐色。成虫より大きい)
蛹:3~4日(大きさ:5~6㎜)
成虫:10~15日
④産卵数:240個程(2~3回に産み分ける)
⑤発生時期:5月~10月(ピーク8月~9月)
⑥食性:幼虫は、スカム(有機物の固まり、泥)
⑦発生源:飲食店様など:汚泥の溜まった下水溝やグリストラップなど
ビル :汚水槽や雑排槽のような汚れた排水槽
一般家庭 :浴室、流し、トイレ、浄化槽など
(3)予防法
飲食店様など:幼虫は排水溝やグリストラップなどの水面に浮かぶスカム(腐敗物)に
多いので、スカムの清掃、除去をすることにより、発生を抑える事が
できます。
一般のご家庭:風呂場や流し台からも発生することがありますが、配管や浴槽と壁、
床に付着しているスカムが原因の事が多く、配管洗浄剤や洗剤で
きれいに掃除をしておけば、成虫の発生を抑制できます。
上記の予防法を実践されても、目撃がある場合は、他に原因がある可能性も
ございますので、その際はプロにご依頼される事をお勧め致します。
当店では、調査、御見積、ご相談は無料でさせて頂いておりますので、
些細な事でも、何か気になる事がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
本日もご覧頂き、誠にありがとうございます。
明日も皆様が笑えますように。
安心、安全、明確をモットーに、ご家庭や事業所様のお困り事(防虫防鼠)を解決させて頂きます。 確かな実績、経験を持った技術者がお伺いさせて頂きますので、安心してご連絡頂ければと思います。
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