【クロバネキノコバエの生態】
害虫の生態 2021年2月25日Contents
いつもお世話になっております。
今回は春先から、庭先、家屋内で目につく事が多くなってくる、
飛翔害虫を1種、ご紹介致します。
1.クロバネキノコバエ(ハエ目 クロバネキノコバエ科)
(1)形態的特徴
(2)生態
①体長:2~4㎜
②特徴:幼虫は植物質・動物質を食する雑食性で、多くは土壌性腐植質の
重要な分解者として働くが、キノコを食害するものや、土壌中で
植物の根や茎に穿孔するものなども含まれる。
メスの卵巣は羽化時にすでに成熟しており、2~3日の産卵前
期間の後、幼虫の食物となる基質の割れ目や窪みに1個ずつ、
あるいは卵塊(20~40卵)として産卵し、1メス当りの
総産卵数は、通常60~80個。
生育に19日~26日を要するが、温度の上昇に伴って発育は
著しく促進され、夏季には月2回発生が可能。
③ライフサイクル:約20~30日
卵期間:3~4日(黄色で長円形)
幼虫期間:15~20日(大きさ:4㎜)
蛹期間:3~5日
成虫:4~10日(メスは産卵後まもなく死滅)
④産卵数:60~80個(1~40個の卵塊で産む)
⑤発生時期:年中発生(ピーク5月、9~10月)夏季は減少。
⑥食性:雑食性(植物質、動物質)
⑦発生源:腐敗土壌から多発。キノコ、植物の根、油粕。
具体的には、ベランダの植木鉢や腐葉土、堆肥、落ち葉に発生。
上記の害虫は、網戸を閉めていても、メッシュの隙間から侵入してきてしまう
程、小さな体をしております。
繁殖力も強いですので、大量のクロバネキノコバエが家屋内に浸入してくる事も
珍しくありません。
対策と致しましては、ピークに入る前の、今の時期から~3月頃に、予防として
庭先への薬剤処理をお勧めしております。
今まで、予防をさせて頂いたお客様は、毎年発生していたのに、処理をしてからは
殆ど見かけなくなったと、喜んで頂いております。
調査、御見積り、ご相談は無料でございます。
何か気になる事がございましたら、いつでもご連絡下さい。
本日もご覧頂き、誠にありがとうございます。
明日も皆様が笑えますように。
安心、安全、明確をモットーに、ご家庭や事業所様のお困り事(防虫防鼠)を解決させて頂きます。 確かな実績、経験を持った技術者がお伺いさせて頂きますので、安心してご連絡頂ければと思います。
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